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お知らせ&お掃除コラム

掃除と請負契約 #絨毯

みなさま、寒い日が続いていますが如何お過ごしでしょうか?

掃除は水を沢山使用して作業するので寒い日は大変です。

手が悴むので温水を準備して作業すると長時間施工する際に便利です。

 

掃除に関する請負契約について

1. 請負契約とは?

請負契約とは、「注文者」が「請負人」に仕事の完成を依頼し、請負人がその仕事を完成させることで報酬を受け取る契約のことを指します(民法第632条)。掃除の請負契約では、請負人(清掃業者)が特定の清掃業務を完了させることが契約の目的となります。

2. 掃除の請負契約の特徴

仕事の完成が義務:請負契約は「成果」を提供する契約であり、単に労務を提供するものではありません。たとえば、「オフィスの床をピカピカにする」「窓ガラスを磨き上げる」など、具体的な清掃の成果が求められます。

報酬の支払い:成果が完成した時点で、請負人は注文者に対して報酬を請求できます。

瑕疵担保責任:請負人は、清掃の仕上がりに問題があれば修正対応する義務が発生する場合があります。

3. 請負契約と委任契約の違い

清掃業務は「請負契約」だけでなく、「委任契約(準委任契約)」として契約される場合もあります。

請負契約:成果(例:ピカピカの床)を保証する → 仕事の完成が必要

委任契約:一定の業務を遂行することが目的 → 清掃を行うこと自体が義務(成果の保証は不要)

一般的に「定期清掃」のような場合は準委任契約、「スポット清掃」や「特別清掃」は請負契約となることが多いです。

4. 契約書に記載すべき事項

掃除の請負契約を締結する際には、以下のような事項を明確に記載する必要があります。

契約の目的(例:オフィスのフロア清掃、ガラス窓清掃など)

業務の範囲と具体的な内容(どの場所をどの程度清掃するか)

作業の期限(作業をいつまでに完了させるか)

報酬と支払条件(金額、支払期日、支払方法)

責任範囲と瑕疵対応(不備があった場合の対処方法)

契約解除の条件(キャンセルや違約金の規定)

秘密保持(顧客の情報や施設内の情報の取り扱い)

5. 注意点

• 契約形態が請負か準委任かを明確にしておかないと、後で「成果物が不十分」といったトラブルが発生することがあります。

• 特殊清掃(高所作業・消毒作業など)を伴う場合は、安全管理の義務も契約で明確にしておくべきです。

• 支払条件(着手金・完了後支払・分割払いなど)を事前に合意しておくことで、未払いリスクを軽減できます。

6. まとめ

掃除の請負契約では、「清掃の成果を完成させること」が求められます。契約書を作成する際には、作業範囲や品質基準を明確にし、トラブルを未然に防ぐことが重要です。

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