日々、新たな賃貸住宅を掃除していると小さな発見があります。
和室を洋室にリノベーションしている割合が高いこともそのひとつ。
確かに畳に比べてフローリングは水分や汚れに強いので機能的なところ、比較的移動の確立が高い若年層に人気があるというのもあるかもしれません。
半面、畳と違い取り替える事にコストが高く、重めの家具を設置しがちです。よくみるとくすんでいませんか?
そこで、フローリングを輝かせるために、ワックスをかける方法をご紹介いたします。
ワックスの影響
①傷の防止
ワックスをかけることで、床の表面にコーティングの膜ができます。
動物のひっかいた跡、スリッパの摩擦、物を落とした時、家具を動かした場合の傷を出来る限り防止します。
②艶出し
物質は凹凸があると光沢がありません。床も経年劣化で見えない傷で実は表面が凸凹になっているんです。
これがくすみの正体。その隙間をワックスで埋めてフラットにすることで光が反射するようになるのです。
部屋の面積の大部分を占める床が光ると印象が大きく変わります。
③メンテナンス力UP
凸凹面は隙間は汚れが入りやすいので汚れやすく、しかも取りずらい。。
ワックスがかかっているとサラッと汚れがとれてお掃除も簡単!
ワックスNGの素材
①無垢材
自然の木材等をそのまま使用した床材になります。
表面に一切コーティングしていませんので、ワックスが内部に染み込んでしまいます。
②ノンワックスフローリング
築浅物件に多いこのフルーリング。表面にUVコート膜が加工されているのでワックス不要です。
高級な光沢があり、下手にワックスを塗ると印象が下がってしまいます。
※確認は管理会社もしくは施工会社にしてもらってください。
ワックスのかけ方
①家具等の移動
可能であれば、物が何もない状態が良いですが、スペースに限りがある場合には部屋を半分に分割して片側に荷物に片寄ます。
半分づつマスキングテープを目印に片側ずつ処理していきます。
②掃除
掃除機をかけ粗方のゴミを吸い取り、水を含んだモップや雑巾で拭き上げます。
汚れは角に集まるので巾木や角の黒ズミは三角定規に雑巾を包ませて拭き取ります。
完全に乾く必要がありますのでエアコンや扇風機を利用すると早く乾燥します。
これで下準備完了。
④ワックスをかける
ワックスをかけるエリアは「奥から出口にむかって」です。
ワックスは速乾せず乾燥まで時間がかかります。且つ乾燥してない状態で踏んでしまうと足跡が残ってしまうので必ずワックスをかえた道筋を踏まない様に作業を行います。
また、均一にかけないとムラになるので量をまんべんなく使う事もポイントです。
最後に、塗った感じを確認して乾燥させます。
黒ずんだワックスはプロに依頼して剥離処理
すでに黒ずんだワックスや、よりキレイに仕上げたい場合は今のワックスを一度剥離してリセットしましょう。
プロの技術で汚れや黒ズミをスッキリ落として本来の明るさを取り戻します。